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ネットワーク事業部

エニーの回線事業における取り組み -後編-

お客様からよく「電話の事はよく分からない」という声を頂く事から、少しでも固定電話に関する事を知って頂ければと思い、ブログを新たに開設し、2回目の更新です。

引き続き、電話サービスの推移について解説させていただきます。

固定サービスの推移

電話サービスの推移(後半)

2001年 「マイラインサービス」スタート

 

アダプター方式では、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ以外の電話会社に多大な費用がかかり自由な競争が出来ないとの事から、郵政省の強い指導のもと、新たな固定電話のサービスがスタートしました。

マイラインサービスとは?

 

今までのアダプター等を取り付けず、書類で申し込みをするだけで、通話料金の区分をより良いサービスを提供する電話会社へ、自由に選択できるサービスです。

 

マイラインサービスが始まった事により、更に利用者側の利便性に欠くことが無くなりました。

またNTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ以外の電話会社側でも費用負担が減る事で、より良いサービスを提供する事が出来るようになったのです。

これにより、各電話会社によるサービス向上が進み大幅な料金の値下げへと繋がっていきました。

しかしながら、NTT以外の電話会社が提供できるサービスは、通話料金の区分のみであり、基本料金に関してはNTT東日本、NTT西日本のみが提供している状態でした。

2004年

「直収型電話サービス」の本格化

 

マイラインサービスでNTT以外の電話会社が提供できるのは、あくまでも通話料金の区分のみでした。そこでようやく基本料金と通話料金の両方を提供できるサービスが始まりました。そのサービスと言うのが…

 

直収型電話サービス

 

NTT局舎内で、NTT交換機から各電話会社の交換機に切替える事により、基本料金を含む全てのサービスを各電話会社ごとに、提供する事が出来るようになりました。よって、書類で申し込みをする事で基本料金から、自由に電話会社を選択できるサービスになったのです。

 

★CHECK★

マイラインサービスとは違い、ようやく基本料金から全てのサービスを各電話会社が提供する事が出来るようになりました。民営から約19年の時間が掛かりましたが、この期間に各電話会社の熾烈な価格競争が起こりました。中にはこの価格競争により「営業が多い」と迷惑に感じられた方もおられるかもしれません。

しかしながら、この期間でどの電話会社の料金も下がり、特に通話料金では民営化される前から比べ最大で約60分の1にまで下がった事で、より安心して固定電話を利用できる様になったのも事実であります。

 

お客様により良いサービスを利用して頂ければ、他社で更に良いサービスが生まれる、そのサイクルの結果が現在のサービス向上へと繋がっているのです。

 

以上が今日へと繋がる固定電話サービスの推移となります。

昔は電話料金が高額にならない様に、長電話には気を付けるのは当たり前だった気がしますが、今ではその様な事を気にする事が無くなったと思います。

それは固定電話の民営化によりサービスが飛躍的に向上した事で、安心して利用出来る様になったということなんですね。

 

次回は、ご利用されているお客様が多いマイラインサービスに関して、もう少し詳しくご説明したいと思います。

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