KW単位で細かくチェック!Google広告アトリビューションモデル

アトリビューションモデルとは?
広告運用では、「最終的」にコンバージョンに至った広告orキーワードのみを評価するケースが多いです。
しかし、実際には「最終的」にコンバージョンに至る前段階で、別の広告orキーワードに反応し、そのサービスを認知しているケースも多くあります。
アトリビューションモデルとは、コンバージョンに至る経路を明確にし、最終的にゴールを決めた広告orキーワード以外にも貢献度を割り当てるという設定になります。
アトリビューションモデルを使う目的
例えば、最終的にコンバージョンに至った物だけに貢献度があるとした場合、そうではないキーワードや広告は停止してしまう可能性があります。
しかし、実際にはその前段階で接触したキーワード、広告が無ければ、コンバージョンに至らない可能性があります。
例(業種:不動産投資)
不動産投資をしたいと考えているユーザーがコンバージョンに至るまでには、以下のような経路が考えられます。※②で最終的なコンバージョン
①「不動産投資 会社 おすすめ」
②「不動産投資 株式会社○○」
上記のように2回の検索を行い自社サービスに触れたユーザーがいたとして、最終的に②でコンバージョンしたとします。
この時、①が無ければ②でのコンバージョンも生まれなかった可能性があります。
②にだけ評価を与え、①に評価をせず停止してしまったとした場合、これは今後のコンバージョン獲得の機会を損失してしまうことに繋がります。
アトリビューションモデル(種類)
①ラストクリック
上記でも記載している、「最終的」にコンバージョンに至った広告とキーワードに貢献度を割り当てる形。
②データドリブン
コンバージョンに至るまでの様々な広告、キーワードに対して貢献度が割り当てられる形です。
まとめ
アトリビューションモデルの導入は広告効果をより詳細に把握し、最適化を図る上で欠かせない施策となっています。
ラストクリック評価だけに依存する考え方から、複数のタッチポイントを考慮した多角的な評価モデルへと移行することで、広告の効果測定は一段と洗練化できます
今後は、機械学習やAI技術のさらなる進化により、最適化する手法が増えると考えられます。キーワード単位で細かくチェックしながら、アトリビューション分析を駆使して広告成果を引き上げていくことが、マーケターに求められる重要なスキルの一つとなるでしょう。
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