【注意】Google、検索広告・ディスプレイ広告で拡張クリック単価が廃止へ

昨年、ショッピングキャンペーンでは、すでに実施されている拡張クリック単価の廃止が、検索広告・ディスプレイ広告にも適用されます。 これは、自動入札の精度が大幅に向上し広く普及してきたことや、運用負荷の軽減などが背景として考えられます。
拡張クリック単価とは
コンバージョンの発生確率に応じて入札単価を自動的に調整し、コンバージョンの最大化を狙う仕組みです。 通常の個別クリック単価に加え、クリックごとに入札価格を増減させることで、より成果の見込みが高いクリックに対して高めの単価を設定し、成果が得られにくいと予測されるクリックに対しては単価を抑えます。
今後のスケジュール
●2024年10月
・新規キャンペーン作成時、拡張クリック単価の選択は不可
・既存のキャンペーンでの拡張クリック単価は、そのまま使用可能
●2025年3月15日以降
・拡張クリック単価を使用中のキャンペーンは、すべて個別クリック単価へ自動的に移行
今後の対応
・コンバージョンをトラッキングしている場合 「コンバージョン数の最大化」や「コンバージョン値の最大化」への切り替えが推奨されています。
・コンバージョン目標がない場合 「クリック数の最大化」を検討することが推奨されています。
・入札価格をコントロールしたい場合 「個別クリック単価」を選択します。 ただし、拡張クリック単価よりも細かな調整が必要となってくるため、運用負荷が大きくなる可能性があります。
Google広告の自動入札の種類
・クリック数の最大化:予算内でできるだけ多くのクリックを獲得するための自動入札戦略。
・目標インプレッションシェア:指定した場所に広告を表示するための入札単価を自動調整。
・目標コンバージョン単価(CPA):特定のコンバージョン単価を目標にし、コンバージョン数を最大化。
・コンバージョン数の最大化:コンバージョン単価を設定せず、コンバージョン数を優先して最大化。
・コンバージョン値の最大化:コンバージョン数ではなく、コンバージョンの価値を最大化。
・目標広告費用対効果(ROAS):コンバージョン値を最大化しつつ、特定の広告費用対効果を達成することを目的とした戦略。
参考URL
https://support.google.com/google-ads/answer/2464964?sjid=7949626232278759954