【Yahoo! 検索広告】 広告グループでのコンバージョン単価目標値の設定について
今回はYahoo! 検索広告のアップデート情報について解説していきます。
今回のアップデートでYahoo! 検索広告で広告グループ単位での入札戦略の設定ができるようになりました。
今まで目標とするコンバージョンの金額を設定できる自動入札「コンバージョン単価の目標値」は、キャンペーン単位でしか出来ませんでした。
しかし2020年5月13日のアップデートより
「広告グループ単位」でも設定が可能となりました。
では、広告グループで目標値を設定すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
設定方法なども合わせてご紹介していきます。
広告グループで目標値を設定するメリットについて
各商品やプロモーションでCPA目標値が異なる場合でも、キャンペーンで分けずに、広告グループごとで設定が出来るため、以下のようなメリットがあります。
- キャンペーン内でコンバージョンデータの蓄積が早い
- 工数が減少、運用の柔軟性向上
- アカウント内がシンプルな構造になり管理しやすい
「コンバージョン単価の目標値」は、キャンペーンでコンバージョンデータが蓄積されていないと、効果が発揮されない恐れがあります。
過去30日間で30件以上あることが推奨されていますが、多ければ多いほど機械学習が進み、パフォーマンスがより向上する可能性が高くなります。
コンバージョンデータの蓄積が早いことは、すごく強味になりますね!
設定方法について
ここからは実際の画面での設定方法を説明していきます。
まずは広告グループの設定画面に入ります。
次にページ下部の「設定内容を編集」をクリックします。
上記のような画面に切り替わります。
赤枠内に目標とする金額を入力して「設定内容を保存」をクリックします。
すごくカンタンに設定ができます!
設定の際の注意点について
「コンバージョン単価の目標値」で自動入札設定していると、稀に高額で入札を行いクリック単価が高騰することがあります。
その対策として上限クリック単価を設定する方法があります。
ただし、上限クリック単価はキャンペーン単位でしか設定することが出来ないため、それぞれの広告グループ単位に設定することができません。
商品によって利益率が異なる場合は、それぞれにCPA目標値と上限クリック単価を設定するために、キャンペーン単位で分けて、それぞれ設定しなければなりません。
広告グループ単位でコンバージョン単価目標値の設定まとめ
広告グループ単位でのコンバージョン単価目標値について理解できましたでしょうか?
自動入札の最適化に必要なコンバージョンデータを素早く溜めて、より多くのデータで精度の高いターゲティングが出来る点で、広告グループ単位で単価目標値が設定出来ることは非常に大きいと思います。
是非皆さんも積極的に活用して、成果を上げていってください!