Facebook広告独自の指標!ランディングページビューとは?
みなさん、コンバージョン率を比較する為に同じ広告クリエイティブでLPのA/Bテストを行うことがあると思いますが、クリック単価に大きな差が出たことはありますか?
色々な要因が考えられますが、このような時にぜひ見てもらいたい指標に、ランディングページビューというものがあります。
今回は、このランディングページビューについて解説していきたいと思います。
ランディングページビューとは
ランディングページビューとは、広告配信先のランディングページがきちんと読み込まれた回数です。
これを聞いて「アレ?」と思った方もいるかもしれません。
元々別の指標にあるクリックと、ランディングページビューは一緒なのでは、という点です。
広告がクリックされると、ランディングページに遷移するため、クリックとランディングページビューは同じ意味と感じるかもしれませんが、この指標には明確な違いがあります。
クリックは広告がクリックされた回数なのに対して、ランディングページビューはページがきちんと読み込まれた回数になるので、例えば5回のクリックでランディングページがきちんと読み込まれた回数が4回だった場合、クリック数は「5」、ランディングページビューは「4」となります。
つまり、ランディングページビュー数がクリック数を上回ることはありません。
■活用方法
これを指標として使うと、LPに問題が発生した際、異変に気づくことができる可能性があります。
下記は、実際に弊社であった実例です。
クライアント様から提供されたランディングページとホームページを、同じ広告とターゲットでA/Bテストした結果になります。
ホームページ配信のCPC(クリック単価)がLP配信のCPCより約2倍高くなり、大きな差がでました。
同じ広告とターゲットで配信しているにも関わらず、CPCにここまで差がでることに疑問を感じたので、ランディングページビューを確認したところ、図のようにLP配信のクリック → ランディングページビューに遷移している割合が低いことがわかりました。
そこで、ランディングページの読み込み速度を確認したところ、広告を配信する前よりも遅くなっていることが判明しました。
通常、ランディングページビューはクリック数の80%以上はありますので、今回のケースのように明らかにランディングページビューが少ないようであれば、一度ランディングページ読み込み速度を確認した方が良いでしょう。
ランディングページ読み込み速度確認方法(PageSpeed Insights)
管理画面での確認方法
まず広告マネージャを開きます。
①「列」を選択
②メニューが出るので、「列をカスタマイズ」を選択
③検索窓に「ランディングページビュー」と入力
④「ランディングページビュー」の合計をチェック
⑤「実行」をクリック
⑥図のように指標が出るので、ここで確認できます
ランディングページビューでの最適化
ランディングページビューは、最適化の指標としても使用できます。
トラフィックを目標とする場合、クリックで最適化をするよりも、ランディングページビューで最適化をした方が、より有効なものとなっています。
まとめ
今回はランディングページビューについてご紹介しました。
他にもクリック数は多いのにコンバージョンが少ない場合でも、同じような現象が起きる可能性はありますので、判断材料の一つとしてこの機会に確認してみるのはいかがでしょうか。
広告のパフォーマンスを高めていくためには多角的に分析をしていく必要があるので、ランディングページビューだけでなく他の様々な指標も定期的に確認して、PDCAを回していきましょう。