Meta広告の新機能!インクリメンタルアトリビューションとは?

従来のモデルでは、実際に広告がなくても成立していた可能性のある成果を広告の手柄として評価してしまうケースがあります。一方、インクリメンタルアトリビューションでは、「広告がなければ生じなかった」と想定されるコンバージョンを正確に測定し、投資対効果をより厳密に把握できます。本記事では、Meta広告の新機能である「インクリメンタルアトリビューション」の概要やメリット、設定方法を解説しますので、より的確な広告運用をするための参考にしていただければ幸いです。
インクリメンタルアトリビューションの概要
① 従来のコンバージョン数測定の限界
従来のコンバージョン数は、広告がコンバージョンに直接貢献したかどうかを判断しにくく、本来の広告効果を把握しにくいという課題がありました。
② インクリメンタルコンバージョンに最適化
インクリメンタルアトリビューションでは、広告がなければ発生しなかったコンバージョン(インクリメンタルコンバージョン)に特化した配信を行います。
③ 広告効果の最大化
インクリメンタルアトリビューションを活用することで、従来のキャンペーンに比べて、より多くのインクリメンタルコンバージョンを獲得し、広告効果を最大化できます。
インクリメンタルアトリビューションのメリット
① 広告効果の正確な把握
インクリメンタルコンバージョンを特定することで、広告が真に貢献した効果を正確に測定できます。
② 最適化の精度向上
インクリメンタルコンバージョンに最適化することで、広告配信をより効果的に最適化し、ROI(投資利益率)を高めることができます。
③ キャンペーンの効率化
インクリメンタルコンバージョンを重視することで、無駄な広告配信を減らし、キャンペーンの効率を向上させることができます。
インクリメンタルアトリビューションの設定方法
Meta広告が提供するビジネスマネージャを正しく設定し、広告アカウントを統合管理できる状態にする必要があります。詳しくは下記の参考URLをご確認していただければと思います。
① Meta広告マネージャでキャンペーンを作成
👇
② 広告セットレベルでインクリメンタルアトリビューションを選択
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③ インクリメンタルコンバージョンに最適化
参考:https://www.facebook.com/business/help/644554008179419
さいごに
インクリメンタルアトリビューションは、従来のアトリビューションモデルでは拾いきれなかった増分効果を浮き彫りにする、非常に有用な手法です。正しいテスト設計と継続的な検証を行うことで、広告がどれほどビジネスの成長に寄与しているかを確かめられます。そのためMeta広告のキャンペーン最適化に欠かせない機能です。インクリメンタルアトリビューションを理解し、活用することで、より効果的な広告配信が可能になるのではないでしょうか。




