【YDAアップデート】サーチキーワードターゲティングがもっと使いやすくなる!?オーディエンスリストに『高度なセグメント』が追加

概要
2023年12月11日以降、オーディエンスターゲティングに「高度なセグメント」という機能が追加されました。
LINEヤフーは、ディスプレイ広告のターゲティング機能の見直し・集約を行い、より柔軟なターゲティングでの広告配信を目指しており、その一環が今回のアップデートとなっています。
機能
サーチキーワードターゲティングは、設定したキーワードをユーザーが過去に検索していた場合に広告を表示できる機能ですが、広告管理画面に登録されているキーワードしか設定ができなかったため、設定したいキーワードがその中にあれば問題なかったのですが、無い場合は希望のキーワードに近しいものを選択するか諦めるしかありませんでした。
それが今回の『高度なセグメント』では、希望のキーワードがそのまま設定できるようになりました。
注意点
① 設定したキーワードを検索したユーザーだけでなく、そのキーワードと関連性が強いキーワードを検索したユーザーにもターゲティングされます。
(サーチキーワードターゲティングよりも拡張される)
例えば「レディース コート」と設定した場合、「レディース ダウン」を検索しているユーザーにも配信される可能性があります。
② 設定するキーワードには審査が入ります。 広告データ利用基準に抵触するキーワードはNGとなり設定できません。
※参考
「広告データ利用基準 第3章 データの利用」
1.慎重に扱うべき個人に関するデータを利用したターゲティングの禁止
https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000044262?language=ja
8.未成年者への保護
https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000045948?language=ja
最後に
「高度なセグメント」は拡張されて配信されるので、機械学習が進むまでは意図しないユーザーにターゲティングされる可能性も高くなります。
もしサーチキーワードターゲティングで広告管理画面に登録されているキーワードであればここで配信して、もっとリーチを広げたいがキーワードが登録されていない場合などは、「高度なセグメント」を並行で配信して少しづつリーチを広げていくと、急激なパフォーマンスの悪化を防ぎつつ上手くリーチが広がっていく可能性が高くなると思われます。
参考
https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/support/pdf/202312_YDA_ADVANCED_SEGMENTS_JP_RN.pdf