【Yahoo!アップデート】地域ターゲティングにおける対象地域の指定方法追加
Yahoo! ディスプレイ広告(運用型)の地域ターゲティングにおいて、4/13に新たな対象地域の指定方法が追加されました。
半径指定ターゲティングの追加
地域ターゲティングで対象地域を指定する際、既存の地域名単位での指定に加え、新たに半径でも指定できるようになりました。
つまり、今までは47都道府県やYahoo!が設定している市区町村単位でしか配信設定が出来ませんでしたが、今回のアップデートで特定の場所から半径指定が可能になり、市区町村よりもさらに詳細な地域ターゲティング設定が可能になりました。
機能詳細
【半径での指定方法】半径で対象地域を指定する方法は、下記2通りとなります。①地図上でピンを立てて指定②Yahoo!に登録されているスポット名(駅名・施設名など)、住所、郵便番号、緯度経度で指定
【距離範囲】 最小:1km 最大:80km
【他のターゲティングとの併用】 他種別(性別・年齢など)ターゲティングとの併用は「AND条件」、地域名ターゲティングとの併用は「OR条件」となります。
メリット
- コストの無駄を抑えられる
- 半径指定地域ごとに広告文やランディングページが変更できる
- 半径指定地域ごとに配信比率を変えられる
①コストの無駄を抑えられる
市区町村単位より詳細に地域指定ができるので、配信したい地域を今までよりも詳細に地域ターゲティングすることが可能となり、配信したくない地域への広告配信が減り、コストが抑えられます。
②半径指定地域ごとに広告文やランディングページが変更できる
同じ市内に店舗がある時など、それぞれの商圏を半径指定して、各店舗に合った広告文を作成したり、店舗ごとにランディングページを分けて配信することが可能になります。
③半径指定地域ごとに配信比率を変えられる
指定した半径ごとに入札価格調整率の設定が可能となっています。 複数地域を指定して重なりあう地域の入札価格調整率は、高いほうを適用するルールがあるため、実店舗がある場合は下記のような設定方法も可能となっています。
(例)入札単価を200円で設定し、店舗から近いユーザーと遠いユーザーで入札額を調整

このように設定することで、店舗近くのユーザーには入札額240円で強めに配信し、遠いユーザーには入札額160円で弱めて広告を配信することが可能となります。
注意点
- 入札価格調整率は、自動入札では適用されません。
- 地域を絞って配信することで広告の摩耗が早くなり、入れ替え頻度が多くなる可能性があります。
- 指定した範囲内のユーザー数が少ない場合、配信設定が完了していても、広告は配信されません。
設定方法
まず、指定したい広告グループを選択します。
その後は下記の手順に従って設定してください。
①左のメニューの「地域」を選択
②「編集」をクリック
③「地域を指定して配信」を選択
④「半径で指定する」を選択
⑤検索窓にスポット名や住所などを入れるか、地図上で半径指定の中心にしたい所を直接ピン指定する。
⑥半径の距離を入力し、「追加」をクリックする。
⑦「追加」をクリックすると反映される。
⑧「設定」をクリックする。
⑨設定が完了すると反映される。
まとめ
Googleのディスプレイ広告では、元々半径指定での地域ターゲティングは可能でしたが、Yahoo!のディスプレイ広告でも今回のアップデートにより、同じことができるようになりました。
店舗での広告などは、特に半径指定ターゲティングを使用する機会は多いかと思いますが、それができる媒体が増えたことで、集客するための広告の幅が広がるかと思いますので、まだYahoo!ディスプレイ広告で配信したことがなければ、一度試してみるのも良いのではないでしょうか。
様々なアップデートが行われていく中でより広告配信のパフォーマンスに影響を与えていく内容をしっかりキャッチアップして、日々の広告運用に活かしていくことは非常に重要になりますね。
今後もアップデート情報・事例などをお伝えしていきますので、皆さんもどんどん活用していってください!